神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2021年9月2日 エリアトップへ

「横浜とラグビー」一冊に 星川在住 長井勉さん

スポーツ

公開:2021年9月2日

  • LINE
  • hatena
著書を手にする長井さん
著書を手にする長井さん

 星川在住の長井勉さん(72)がこのほど、日本のラグビー史話をつづった『キックオフの笛が聞こえる-日本のラグビーは横浜から始まった』を出版した。

 長井さんは浅野高校時代にラグビー部に所属。怪我もあり早稲田大では入部せず、OBチームで楽しみレフェリーコーチの道に。現在は「認証アーキビスト」の資格を持つ専門職として公文書管理の仕事をしながら、県ラグビー協会で広報や若手の育成に尽力する。

歴史を紐解く

 ラグビーW杯日本大会の開幕直前の2019年9月、同協会が中心となって横浜中華街に建立した「日本のラグビー発祥地」の記念碑が、執筆のきっかけになった。

 アジア最古のラグビーチーム「横浜フットボールクラブ」が1866年、英国人らにより中区山下町で設立。横浜で出会ったラグビー伝道師の2人が慶應義塾の学生に教え、99年に日本のラグビーが始まった。長井さんは海外に住む友人に資料を送ってもらうなど、100以上にわたる膨大な本や雑誌、新聞などを調べるうち「時を経て横浜でW杯の決勝戦が行われたのは、運命だったのではと思うようになった」という。

 同書では英国ラグビーの起源から日本ラグビー発祥の横浜、教科書に取り上げられた日本チーム海外初遠征の感動秘話、W杯の興奮が蘇る現地レポートなど、古今東西のラグビー史話を紹介。調査過程のエピソードや自身の意見も盛り込み、ラグビー経験のない人にも楽しく読めるよう工夫された労作だ。長井さんは「横浜のラグビー史をまとめた本は初めてかもしれない。フェアプレーの精神などラグビーの持つ”スポーツの力”も伝えたかった。この本を読んでラグビーの一味違った楽しみ方を感じてもらえたら」と話した。

 A5判、195頁。丸善プラネットより1540円。有隣堂やインターネットで購入できる。

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

75%が定住意向

保土ケ谷区区民意識調査

75%が定住意向

災害対策「何もしてない」3割

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook