家庭ごみの収集を行う複数の職員が新型コロナウイルスに感染したため、一部の自治体では不燃ごみの収集を一時的に停止した。横浜市資源循環局家庭系対策部によると9月3日現在、ごみ収集に携わる職員が作業中に感染したという事例は市内では確認されていない。
昨春、ウイルスの実態がつかみきれない状況下で、作業員からは不安の声も聞かれたが、現在はそうした声も少なくなってきたという。しかし、いわゆる「第5波」で、自宅療養者が増える中、現場では収集車に回収したごみ袋が押しつぶされ破裂したり、マスクがむき出しの状態で排出されているなど、作業員は感染リスクと向き合いながら日々の業務にあたっている。
新規感染者数は減少傾向にあるものの、自宅療養者の数は依然として高い水準にある。自宅で療養している人が、ごみを排出する際の注意点について、同部業務課は「新型コロナウイルスに感染しているまたは感染の疑いがある人がいる家庭は、ごみ箱に袋をかぶせ、いっぱいになる前に鼻水などが付着したマスクやティッシュに直接触れないよう注意しながら袋をしっかり縛り、収集時の破裂を防ぐために袋の中の空気を抜き、集積場所に排出してほしい」としている。
また、プラスチックや缶、瓶などの資源物も家庭ごみと合わせ『燃やすごみ』として出すよう呼び掛けている。資源化の過程で手作業で分別するため、作業員の感染リスクを低減するための対応だ。
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