神奈川県警察運転免許センター(旭区)に高齢ドライバー向けの運転講習専用コース=写真=が新設され、9月3日から運用が始まった。
来場者用駐車場の一部を改修したもので、広さは約6300平方メートル。コース内には方向転換やS字カーブ、見通しの悪い交差点などがあり、高齢者が苦手とする運転技術を確認できる。県警本部によると同センターでの高齢者運転講習は、免許取得を目指す試験車も走行する公認コース内で行っていたたが、新設された専用コースは講習車のみが使用するので「集中してもらえるのでは」とし、運転教育課の萩野広和警部補は「高齢ドライバーは多くの経験とともに慣れや癖もある。自分の目や体力の衰えを講習を通じて確認し、基本に返って安全運転について考える機会にしてほしい」と話す。同センターでは75歳以上のドライバーが講習前に受ける「認知機能検査」のオンライン予約を開始。常時予約できることから活用を呼び掛けている。
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