保土ケ谷消防団(久保田重雄団長)の定員に対する充足率が、今年10月1日までの時点で100%を達成した。団員数は400人となり、2016年度から6年連続の達成となった。6年連続して充足率100%を達成したのは、横浜市内の消防団ではじめて。
保土ケ谷消防署によると、今年4月時点の団員数は定数に対し、5人不足している状態だったという。「充足率100%の継続」は保土ケ谷消防団と保土ケ谷消防署の年度当初からの共通目標だった。
昨年度から消防団のホームページ上で連載している団員のコラムや、SNSを利用した広報活動など、コロナ禍で入団促進の広報活動がしにくい中でも工夫しながら新入団員を募集。4月から10月1日までの間に18歳から59歳までの16人が新たに入団し、100%を達成した。
「無理と言われた」達成、継続に誇り
同団がはじめて充足率100%を達成した16年度は、1年で52人が入団した。当時副団長を務めていた久保田団長は「当時は『100%なんて無理だ』という人もいた。杉山団長(当時)と奮闘努力した成果がこうして6年も継続できていることを誇りに思う」と団員や関係者を労いながら振り返る。今後については「充足率達成の継続を目指しながら、活動内容もさらに充実させて、災害時に対応できる体制を整えていく」と話した。
消防団は70歳が定年。定年を迎えて退団する人もいることから、団では団員募集の広報を今後も続けていくという。
新入団員が決意新たに
新入団員らを対象にした辞令交付式と基礎研修は10日、同署で行われた。これは消防団員としての任務の重要性を認識し、職務遂行に必要な基本的知識と技術の習得を目的に行われている。
この日は、新たに入団した16人の内13人が出席。消防団員としての心構えや災害対応等についてを座学で学んだ。
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