仏向町と旭区市沢町にまたがる谷戸で淡い幻想的な光跡を放つゲンジボタルが舞う姿が5月末から確認され始めた。
同所をフィールドに長年に渡り環境保全活動を続けている「市沢・仏向の谷戸に親しむ会」の藤川信子代表によると今年は5月28日に谷戸に舞うホタルを初見。その後、数が増えているという。今週末が最盛期となる見通しで「100頭を超えるホタルが谷戸を乱舞する光景が見られるのではないか」と話している。
仏向エリアでは6月12日のピーク時に167頭の舞いを確認した昨年を超える見通し。一方、昨年、生息数が激減した市沢エリアは市民の森整備もあり、さらなる減少が予測されていたが、5月末には幻想的な光を放つ80頭ほどのホタルを確認したという。
同会は2011年度に環境省から「地域環境保全功労者」として表彰されるなど、水路や景観保全活動などを手掛け、谷戸に生息するホタルの保護にも尽力している。問合せは藤川さん【電話】045・353・2258。
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