保土ケ谷区内の農家が栽培成果を競い、生産者の今後の意欲を高めることなどを目的に毎年、夏と秋に行われている「農産物品評会」がこのほど開催され、出品された品々が、生産者と繋がりがある飲食店8店舗に無償で提供された。
例年は品評会の後、即売会が開かれ「出来栄えの良い野菜」を求めて多くの人が詰めかけるが、実行委員会はコロナ禍での実施を見送った。関係者は出品された農産物の活用法を思案し、「コロナ禍で苦境に立ち続けてきた飲食店へ無償提供し、飲食店を盛り上げよう」と決めたという。
「保土ケ谷産野菜のPR協力」を条件にした呼びかけに応じた8つの店舗にはナスやジャガイモ、トマト、キュウリ、ピーマン、トウモロコシといった「保土ケ谷野菜」が贈られた。その中のひとつ西谷町の中華料理店「思秀」ではチンジャオロースや麻婆茄子など4品に調理。店主の小板橋博之さんは「原材料の多くが高騰しているが、商品に転嫁することはできない状態で我慢の時期が続く。そんな中、こうした思いが本当にありがたい」と話した。
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