生まれつき視覚障害があり「全盲のピアニスト」として演奏会や楽曲提供の活動をしている仏向町在住の久保智さん=人物風土記で紹介=の講演が11月18日、坂本小学校で行われた。
これは久保さんが同校の学区内に住む縁で、学校側から久保さんに依頼し実現したもの。学年ごとに授業の時間を利用して行っており、先日はショパン「革命」など6曲の演奏を音楽室で児童たちに披露。この日は講演をメインに、6年生に向けて話した。
久保さんは画面上の情報を音声で伝える「ボイスオーバー」機能を使い、目が見えなくてもスマートフォンを入力する様子などを紹介。こうした機能が実装された経緯から「バリアフリーは人の優しさがあって成り立つもの」と説明し、「坂本小の児童の皆さんにもいつも横断歩道で声を掛けてもらい感謝しています。優しさを育てる心を忘れないでください」と感謝を述べた。
また偶然の出会いから視覚障害があっても遊べるボタン型ゲーム「ゲームロボット50」のBGMを担当したエピソードを披露し「チャンスというボーナスアイテムは誰にでも転がってくる」と児童たちに呼びかけた。
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