横浜市消防局は、ふるさと納税で一定額を寄付した人を対象に、はしご車の搭乗体験や消防ヘリコプターの内部見学などができる返礼特典を7月下旬から新たに提供する。いわゆる「返礼品」とは異なり、市内在住者も対象となる。
市は昨年度、消防の魅力を発信しながら、消防艇に乗船して横浜港を巡航したり、水難救助隊による訓練見学などが体験できる特典を実施。ふるさと納税の使い道を「横浜消防の応援」に指定し、一定額を寄付した27人が参加した。市によると、参加者からは「孫に貴重な体験をさせてあげられた」などの感想が聞かれ、消防体験が防災意識の醸成にとどまらず、家族の思い出づくりになることが分かった。
参加者アンケートに「ヘリに乗りたい」などの要望が寄せられたことから、今年度は「陸・海・空の消防」と銘打つ特典にパワーアップ。はしご車の先端に搭乗して地上30mから街を一望する体験や、消防ヘリを飛ばす救助訓練を目の前で見学できる体験などを新たに追加した。
「陸」の体験は南消防署で、8月から来年3月にかけて10回開催。はしご車の体験のほか、消防車に乗車して街を走行する体験や防火衣を着て放水体験ができる。
「海」の体験は鶴見消防署の鶴見水上消防出張所で、7月から10月に11回開催。横浜港巡行や水難救助訓練見学のほか、横浜に1台しかない水難救助車の展示もあり、車内を見学できる。
「空」の体験は横浜ヘリポートで、来年2月から3月に4回開催。消防ヘリの搭乗体験や救助訓練を間近で見学できる内容になっている。
特典は市のウェブサイトから特典の希望日と体験内容などを予約。予約から10日以内にふるさと納税で寄付する必要がある。1人2万5千円以上の寄付に対し、「陸」「海」「空」のいずれかを選択できる。サイトで選ぶ寄付の使い道は「横浜消防を応援したい」を選択する。問い合わせは市消防局企画課【電話】045・334・6728。
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