本田署長（中央）から感謝状を受け取る同店の花野友香さん（右）と吉田さん
城南信用金庫上星川支店がオレオレ詐欺を未然に防いだとして、このほど、保土ケ谷警察署（本田悦二郎署長）から感謝状が贈られた。
６月５日昼ごろ、保土ケ谷区在住の80代女性が同店を訪れ、「１００万円を引き出したい」と職員に相談。同店は高額な引き出しを心配して警察に通報し、駆け付けた警察官の調べで女性が騙されていることが分かった。
女性は「息子が１００万円が入った財布を落とし、財布は横浜駅の遺失物センターに届けられていたが、お金はなくなっていた。息子から『会社で必要なお金で、すぐに用意してほしい』と頼まれた」と説明。女性が犯人とみられる男からの電話に出た際に、息子の名前を口にしてしまったことで男がより息子になりきり、女性は騙されているという認識がなかったという。
同店の吉田直樹さんは「地域の皆さまのため、引き続き、日々の業務に取り組んでいきたい」と話した。同署は「詐欺防止策として、迷惑電話防止機能付き電話機の導入を検討してほしい」と呼び掛ける。
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