横浜清風高校陸上競技部は、9月に三ツ沢公園陸上競技場で開催された「第66回神奈川県高等学校新人陸上競技大会」で躍進。4種目7人の部員が、10月に開催される関東大会やジュニアオリンピックカップへの出場権を獲得した。
6月のリベンジへ
第28回関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会(10月19日・20日/栃木県)へ出場するのは6人。男子走高跳の石山優陽さん(2年)は、県大会で優勝した。自己ベストの1m98を記録し、「いい緊張感をもって試合に臨むことができた」と振り返る。6月の総体に続く関東の舞台。「前回はミスしたので、今回は2mを超えたい」
フォームを改良
女子走高跳では渡部由唯さん(同)が3位に。当日は向かい風で踏み切りが安定せず、自身では悔しさの残る結果となった。現在は助走のフォーム改良に取り組み、「関東では試合を楽しみながら、自己ベストを更新したい」と語る。
入賞を目指して
白井陸翔さん(同)は男子棒高跳で5位入賞。自己ベストにはわずかに及ばず、「高さが上がるにつれ緊張で硬くなってしまった」と唇を噛む。リベンジの舞台へ、足の速さを生かし踏み切りを強化。上位8人の入賞を目標に掲げる。
先輩の記録を更新
男子4×400mリレーは3位。1走の高橋和希さん(1年)は「周りを見ながら後半勝負」で4位に着け、2走の米谷蒼汰さん(2年)につないだ。怪我の部員に代わって3走を務めた唐木田倖太さん(同)も「いい流れに乗って走れた」と粘り、アンカーの石山さんがゴールすると、3分18秒94の好タイムをマーク。米谷さんは「全員後半が強いのが特徴のチーム。記録はもちろん、レースを楽しみたい」と現チームでは初の関東へ意気込む。
体力強化で自己新へ
JOCジュニアオリンピックカップ第18回U18/第55回U16陸上競技大会(10月18日〜20日/三重県)のU16男子棒高跳に出場するのは、安藤輝さん(1年)。県大会では自己最高タイの4m10で4位になるも、「空中動作がうまくいかず悔いが残る結果」と話す。筋力や走力の基礎体力を鍛えて臨む大会では、「大幅に記録を更新して入賞したい」と力を込める。
7年連続インターハイ出場中の同校陸上競技部。「頼れる先輩たちからの指導や仲間の活躍が刺激となり成長できる」と7人は口を揃える。
同部OBで顧問の清水海周教諭による通称「清水スペシャル」も同部の名物練習メニュー。鬼ごっこを取り入れたものから、厳しいトレーニングまで日替わりで取り組む。10月の大会も、”チーム清風”で躍進を目指す。
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