横浜国立大学は10月1日、羽沢南の複合施設「HAZAAR(ハザール)」内にサテライト施設「YNU BASE HAZAWA」を開所した。同大学の地域連携活動拠点や、地域住民との交流スペースなどとして使われる。
羽沢横浜国大駅に隣接するタワーマンション「リビオタワー羽沢横浜国大」併設の「ハザール」3階に入る同施設。フロア面積は54・1平方メートルで、25人程度が利用可能。同大学の地域連携推進機構が管理・運営を行う。広葉樹から作られた椅子や机など施設内の家具は、同大学の副専攻プログラム「地域課題実習」の学生らが製作に携わった。
今後は同実習の活動拠点や地域住民との交流スペースとして使用され、すでに10月から11月にかけてワークショップや展示などのイベントが複数開催される予定。
「知」で地域に貢献
同日には拠点開設の関係者向けセレモニーが開かれた。施設のコンセプトなどを説明した同機構の田中稲子機構長は「大学の持つ多様な学術知・実践知を活用し、周辺のまちづくり推進や社会・地域課題解決を図りたい」と展望を語った。
地域住民らも期待を寄せる。羽沢駅周辺地域まちづくり連絡会の和田勝己会長(羽沢南町内会会長)は「新駅誕生まで横浜国立大は『近くて遠い』存在だった。サテライト施設も完成し、住民にも親しみが持てる存在になったと思う。子育て世帯からは学生による学習支援などの要望があるので、ここを拠点に活動してほしい」と語った。
同施設でも開催予定の常盤台・羽沢ワークショップに協力している同連絡会の石川源七副会長(常盤台地区連合町内会会長)は「ここを拠点として地区のまちづくりができると思うと胸がわくわくする」と話した。
来年にはロピアも
寺田倉庫(株)が運営する複合施設ハザールは全4階。本日10日までに同施設のほか、保育園、コンビニ(ローソン)が開業済み。
同社によると、この他にフィットネスジムや歯科が11月までに開店予定。来年には待望のスーパーマーケットとなるロピアやクリーニング店に加え、学習塾や体操教室といった子ども向け施設のオープンが決まっている。このほか、募集中のテナント区画もある。
サテライト施設の開所式にも出席した同社の田嶋拓也執行役員は「羽沢はまだまだ可能性を感じるエリア。地域や企業の皆様と力を合わせて羽沢を盛り上げていければ」と話した。
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