国道16号の峯小学校入口交差点(川辺町)にこのほど、横断歩道が新設された。これに伴い1月21日(日)の深夜に同所に設置されている歩道橋が撤去される。
同交差点には高度成長期の1968年に歩道橋が設置されたが、近年になって老朽化や地域住民の高齢化から歩道橋の階段を上れない人が増加。その結果、横断歩道のない道路を横断する高齢者が続出し、交通事故が後を絶たない状況にあった。
10年ほど前、地域住民から横断歩道を設置し歩道橋を撤去することを求める声があがり、地元・峰岡町一丁目町内会の中西義宣会長らが中心となり、2011年8月に横断歩道の新設と歩道橋撤去申請書を保土ケ谷警察署に提出。状況改善に向けた働きかけを続けていた。
動きが具体化したのは15年3月、国道上の歩道橋を国が管理していることを知った中西会長は地元選出の市会議員に相談。議員から国と市に働きかけた結果、17年度中に歩道橋を撤去し、横断歩道を新設することが決まり、16年には予算が確定していた。
中西会長は「様々な方の協力によって横断歩道の設置と歩道橋撤去を実現することができた」と感謝し、「これをもって悲惨な交通事故がなくなってくれれば」と話した。
21日深夜に工事
横浜国道事務所によると、撤去工事は1月21日(日)の深夜に行われる。午前1時30分からの15分間、峯小学校入口から保土ケ谷警察署前までの区間を通行止めとし、大型クレーンを使って歩道橋を吊り上げて撤去する。
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