「ほどがや区の歌合唱団」の団長を務める 村山 猛さん 仏向西在住 75歳
いつまでも歌い続けたい
○…区制80周年を機に2008年4月に創立された「ほどがや区の歌合唱団」の新団長に就任した。「合唱経験のある人もない人も大勢の仲間で楽しく練習できるような環境づくりに取り組んでいければ」と意気込みを話す。11月18日に公会堂で行われる「保土ケ谷合唱祭」に向け熱心に練習に取り組んでいる仲間たちの話になると、笑顔が絶えない。
○…音楽好きの父の影響で幼少の頃からバイオリンやハーモニカなど、音楽に親しんできた。合唱を始めたのは高校入学後。「高校に聖歌隊があって彼らの歌声が素敵で音楽の先生に誘われてやってみよう」と入部。当時を目を細めながら振り返える。大学でも部の合唱団を経て一般の合唱団で活動し全国大会にも出場するなど、合唱活動に没頭してきた。
○…卒業後に大手電機メーカーに就職し、茨城県内の工場に配属。「配属された地域には合唱団活動をしているところがなくてね」と合唱団の活動を一度封印。部品の調達のために、ヨーロッパや東南アジアなど海外出張が中心だった。「かえって仕事に没頭できたことが良かったのかもしれませんね」と自身のサラリーマン人生を振り返る。定年の2年前に「心に少しゆとりが生まれ、また合唱を始めたい」と30数年ぶりに合唱団活動を再開した。
○…現在、「ほどがや区の歌合唱団」以外にも複数の合唱団に所属して活動しているほか、国内外のシニア合唱団に演奏と交流の場と提供を目的としている「NPO法人ゴールデンウェーブ」の事務局長を務め、多忙の日々。それでも「毎日が充実している」とにこやかに話す。「合唱を続けてきたことでたくさんの人とのつながりが生まれた。歌えるうちはずっと歌い続けていたい」
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