権太坂に暮らす安原葵さん(境木小学校6年・12)が、市資源リサイクル事業協同組合が夏休みに市内の小学生を対象に募集している「環境絵日記」で大賞を受賞した。安原さんは「自信作だったので、とてもうれしい」と満面の笑みを見せている。
「環境絵日記」は、環境問題について、子どもたちが家庭で話し合ったことや自分で考えた内容を絵と文章を組み合わせ「絵日記」として表現するもの。今年度の募集テーマは「みんなでつくる環境未来都市・横浜」で、1万8975人から作品が寄せられた。
大賞受賞作品「『ミストロン』で快適な夏」はAIにより制御された太陽光で蓄電した霧を発生するドローンを一人一台所有し、夏の暑い日を快適に過ごせる未来の横浜を描いたもので、霧とドローンを合わせた「ミストロン」というマシーンとネーミングを安原さん自ら考え出している。
激しい日差しが照り付けた7月下旬にアイデアを思い付いた。自宅前で打ち水をしていると涼風がフッと吹き抜けたという。直ぐに机に向かい絵筆を握った。特に強調したかったという、空高く飛ぶミストロンやひまわり、かぶと虫などは画用紙を切り貼りし、立体感を持たせ、文章も自分で消費する電力を自分で発電する「自産自消」という造語を生み出すなど、随所に独自性が感じられる作品を仕上げた。
家族でエコ談義
安原さんは2年生の時から「環境絵日記」に応募、3年生の時からは連続して入賞しており、4年時には市経済局長賞を受賞している。こうした好結果を生み出す土壌となっているのが家庭環境だ。家族とどうすれば環境を維持・改善できるのかいつも話し合っているという。
将来は薬剤師になり、病に苦しむ人を治す薬を開発したいという安原さん。「これからも自転車や公共交通機関を使うなどし、地球温暖化を防ぐ協力ができれば」と語った。
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