神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2019年3月21日 エリアトップへ

「防犯川柳コンクール」で選者を務める 金子 美知子さん 釜台町在住 83歳

公開:2019年3月21日

  • LINE
  • hatena

共鳴してもらえる句を

 ○…保土ケ谷区役所が5年前から始めた犯罪被害防止などを呼びかける「防犯川柳コンクール」。同コンクールの審査に初回から携わっている。「防犯についての関心が高まっているのか、今年はたくさんの句が寄せられた。年々上達してきていて、分かりやすく表現しようと思いを込めているのが伝わってくるから選ぶのが本当に難しかった」と審査の舞台裏を話す。

 ○…文芸、特に詩を書くことが好きだったという青春時代。川柳との出会いは高校卒業後、就職した時の事。川柳をやっている人から句を見せてもらい、「表現は難しいのだけれども、内容が心の中に情景を思い浮かばせるような句で感覚的に『すごいなあ』と思った事を思い出す」と紙に一句一句書き起こし、句に込められた思いを丁寧に、嬉しそうに話す。

 ○…結婚を機に一時川柳から離れていたが、「川柳に惹かれる思いがずっとあって、『書きたい、表現したい』という気持ちに溢れていて」と子育てが落ち着いた40代の時、再び川柳の世界へ。神奈川県内でも歴史が古く、大規模な大会、「京浜川柳大会」で優勝するなど、実績を重ねて来た。「書いた句に読み手が共鳴してくれたり、感動してくれたら作者冥利に尽きる」とこれまで歩んできた川柳の道を振り返る。

 ○…県内で長い歴史を誇る川柳「路」吟社の主宰を16年間にわたり務めてきた。「周囲の協力があったからこそ、無事にここまで続ける事ができた」と周囲への感謝の言葉を話す。「そろそろ若い人たちにも引き継いで歴史を積み重ねていってほしい」と務め上げてきた主宰を今年度で退任するが、その表情に清々しさもうかがわせる。そして「思い切った作品を作っていきたい」。17文字に込められた言葉の世界への情熱は尽きることはない。

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook