鶴見歴史の会(児玉昭二会長)と鶴見区文化協会(簡照子会長)らの働きかけで、関係寺社の協力のもと『鶴見七福神』が誕生する。歴史の会は正式な七福神制定を記念し、1月4日から15日まで、七福神をまつる区内7寺社で七福神めぐりを行う。
七福神めぐりは、福を呼ぶ神としてまつられる七福神を参るもの。古くは室町時代から信仰があったとされている。区内ではこれまで七福神が揃わずにできないとされていたが、一昨年、鶴見歴史の会が数年の独自調査を経て七福神を発見。昨年、同会が主催する講座の中で初めてとなる七福神めぐりを行っていた。
それを受け今回、「鶴見で七福神めぐりをしたい」という区民の声に応えるため、両会関係者らが7寺社に協力を依頼。今年が大本山総持寺の移転100年、鶴見歴史の会30周年、鶴見区文化協会25周年にあたり、それらを記念して『鶴見七福神』の制定にいたった。
制定された七福神は、総持寺(鶴見)の木造では日本一大きい『大黒天』、東福寺(鶴見)の『毘沙門天』、松蔭寺(東寺尾)の『布袋尊』、熊野神社(市場東仲町)の『福禄寿』、鶴見神社(鶴見中央)の『寿老人』、安養寺(岸谷)の『弁才天』、正泉寺(生麦)の『恵比寿神』。
スタンプラリーも
制定を記念し、歴史の会は期間中の4日(火)、7日(金)、8日(土)、9日(日)、15日(土)、歴史の会が案内する記念スタンプラリーを実施する。いずれも熊野神社(京急鶴見市場駅下車徒歩3分)に集合で、時間は10時(7日のみ9時)。解散は3時半ごろ松蔭寺を予定。参加費は各日1人6百円(中学生以下無料)。昼食持参。雨天中止。申込不要で当日直接熊野神社へ。4日から15日の期間中は、7寺社に鶴見七福神ののぼりが設置され、自由に拝観可(開帳していない場合有)。「七福神めぐりをすると幸せになると古くから親しまれてきました。福をいただきながら、鶴見の文化や歴史に親しむ機会に」と歴史の会は話す。
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