トップ続き新春区長インタビュー 保育コンシェルジュ配置 跡地問題、温暖化対策などにも力
そこで、こども青少年局とも連携し、区内の市有地はもちろん、県・国有地や民間の土地も視野に入れて、保育所設置の可能性を広く検討しています。また、既存の保育園の定員拡大に取り組むとともに、一時保育の拡充や幼稚園における預かり保育の実施など、多様な保育ニーズに対応する子育て支援策をいっそう充実させてまいります。さらに、2月からはこども家庭支援課に「保育コンシェルジュ」(保育専門相談員)を配置し、必要な保育サービスが適切に提供されるよう、よりきめ細やかに相談に応じられる体制の充実を図ってまいります。
―一昨年からの『ひざ痛予防』の講座が人気のようですが、福祉関係については?
植田―ひざ痛予防の取組については、体操が効果的であることがわかり非常に好評で、昨年も鶴見公会堂でセミナーを開催したほか、ひざ痛予防体操講座は、各地域ケアプラザで計14回、鶴見スポーツセンターで全体の会を1回行い、いずれも盛況でした。この取組がさらに広まり、多くの方がひざ痛に悩まされることなく健康に暮らせるようになればと願っております。
また、平成22年度から、「鶴見・あいねっと(鶴見区地域福祉保健計画)」の第2期計画がスタートしました。区役所と区社会福祉協議会、地域ケアプラザ、自治会町内会、ボランティア団体等、関係機関と地域で活動する様々な団体が協働してそれぞれの強みを活かし、健康で住みやすい福祉のまちづくりに取り組んでいきます。
貴重な土地活用を
―そのほか、今年の区の重要課題などはどんなことがありますでしょうか?
植田―鶴見区では、花月園競輪場が昨年3月に、鶴見会館が昨年11月に閉鎖されました。また、鶴見工業高校は、本年3月をもって閉校となります。これらの跡地利用につきましては、まだ具体的な計画は固まっておりませんが、いずれも鶴見区における貴重な土地ですので、区だけではなく、市全体の見地からも有効活用できるよう、働きかけを強めていきたいと考えています。
また、地球温暖化問題への取組も重要な課題です。これまでも、鶴見区版環境家計簿の取組等を通じて、環境問題をより身近なものに感じて頂くとともに、私たちの日ごろの生活上の工夫からも貢献できることがたくさんあることをPRしてまいりました。「シャワーを出しっぱなしにしない」、「使っていない電化製品のスイッチをこまめに切る」、そういった何気ない節約行動の積み重ねこそが「脱温暖化行動」となりますので、今後も区民の皆さんとともに取り組んでいきたいと考えています。
常に「笑顔」
―最後に区民へメッセージをお願いします。
植田―区政の推進に当たっては、地域の課題やニーズの把握に努め、これに応える区役所になりたいと考えています。区民、事業者、そして行政が、連携と協働をいっそう深めることで、鶴見区の特色を生かした取組を進めていきます。
また、区民の皆さんとは、常に「笑顔」で接することが大切だと考えています。区職員の笑顔での対応が、区民や事業者の皆さんの笑顔につながり、こうした笑顔の連鎖が鶴見のまち全体の元気につながっていく、そういった関係を築いていきたいと考えておりますので、本年もご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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