市立東高校(田村泰行校長/馬場2丁目)のチアダンス部の2年生チーム「SCARE(スケア)CROW(クロウ)」が、3月26日、幕張メッセで行われる全国大会に出場する。現在、部員たちは、本番に向け汗を流す日々だ。
チアダンス部は創部8年目。部員は現在、1年生18人、2年生18人の36人。部長の中川麻里菜さんは、「普段は、ふざけたりしてうるさいくらい。でも踊りの練習になると真面目になって、やる時はやるチーム」と話す。
全国大会は、USAナショナルズ大会という高校チアダンス界で2大大会と言われるうちの一つ。同校チアダンス部は、過去1度出場を果たしている。
全国への出場条件は、各地で開かれる地区大会で基準点をクリアすることが必須。地区大会には2度まで挑戦できるが、今回、チームは今年1月に行われた埼玉大会を1度で突破し、全国への切符を手に入れた。
敗退を糧に
昨秋にあった2大大会のうちのもう一つの大会で、今年は僅差で決勝を逃したという。
「それがあったからこそ、改めてチームワークを築けたんだと思う」と、創部以来、部を引率する顧問の佐野政憲教諭は分析する。
実際、敗退後、練習方法などについて部員同士で話し合い、メリハリのついた練習ができるようになった。「あの負けが糧になった」と中川さん。埼玉大会では、部の歴史の中で最高得点を出し、上位のみに贈られる青いリボンを獲得した。
「感謝の気持ちを」
通常練習は火水金など1日置きだったが、今はほぼ毎日練習に励む。チアダンスでは、基本のテクニックはもちろん、フォーメーションや表現力など、一曲のうちにあらゆることを競う。一番の見せ場となるラインダンスでは、18人の動きをいかに揃えられるかが鍵になるという。
中川さんはチームを代表して「(出場が)夢みたい。昨年の先輩たちも出られなかった。今回、出場できたことで色んな方たちに応援してもらっていることが改めてわかった。感謝の気持ちを表せたら」と意気込みを語る。
大会は、26日のセミファイナルを勝ち抜くと翌27日にファイナルが待つ。目指すは同部史上、未踏の舞台となるファイナル。その舞台で演技するため、努力の日々は続く。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|