鶴見区版 掲載号:2011年3月17日号
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東日本大地震 鶴見で大きな影響 住民らが手信号など、助け合い

社会

中央右の赤いシャツの男性が手信号を始めたという
中央右の赤いシャツの男性が手信号を始めたという

 11日午後に発生した東日本大地震は、鶴見区にも影響を与えた。地震直後は一部の地域で停電したほか、電車の運休が相次いだ。一方で工場などが連なる臨海部には大きな被害は確認されなかった。

帰宅困難者の休憩地点に

 区内では、地震発生直後、鶴見駅周辺が停電。店舗の電灯や信号が一斉にストップした。

 豊岡商店街通りでは信号が止まり、辺りが騒然となる中、一人の男性が手信号で交通整理を開始したという。付近に住む豊岡第二町会の滝沢弘一会長は、「どこの人かわからないが、直後に交差点の真ん中で手信号を始めた」と話す。

 さらにそれを助けるように、付近で営業していたダビアス横浜のスタッフらが手伝い、駅前からの自動車や歩行者などを整理していた。同店スタッフは、「地震に驚いて外に出たら信号が止まっていた。すぐに男性が始めたので、我々も手伝おうといって始めた」と状況を説明する。

 滝沢会長は、「本当に有り難い話」と感謝しきりだった。

区役所に400人

 地震の影響は夜まで続き、区役所によると、都内と横浜を結ぶ国道15号(第一京浜)は帰宅困難者であふれていたという。

 それを受け、区役所では、鶴見小・中、生麦小、生麦地区センター、豊岡小潮田小・中を開放。どの施設も150人から200人を受け入れ、区役所では400人を収容。防災用の備蓄クラッカーなどを提供したという。職員によれば、「皆さん一様に疲れていて、朝方になって京急線が動き出しても寝込んでいる人もいた」と話す。

 また、近隣では15号沿いに本社を置くナイス(株)も同社1階部分を帰宅困難者のために開放した。

被害少なく奇跡

 鶴見警察署では、総動員で停電の対応などにあたり、長いところでは8時間くらい手信号を続けた場所もあったという。

 鶴見消防署のまとめによると、地震による死者はなく、軽症者が8人、火災はなかった。臨海部でも工場などでの被害はなく、液状化現象も起こっていない。家屋の一部が破損、エレベーターへの閉じ込めが10件あったが、生死にかかわる大きな被害はなかった。

 消防署では、「京浜工場地帯を抱え、何もなかったのは奇跡的」と話した。

 なお、区内の交通では地震直後から、JR鶴見線が全線運休。計画停電の影響も各所で出ている。
 

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