高齢者が関係する交通事故を防止しようと、鶴見区老人クラブ連合会(難波一尚会長)と鶴見警察署、鶴見区役所が協力し、2月24日、鶴見公会堂で「第1回鶴見区高齢者交通安全大会」を行った。高齢者に特化した大規模な交通安全の催しは、区内では初めて。関係者らは増加傾向にある高齢者の交通事故防止に役立てたいと、取り組みを継続していく構えだ。
大会は、増える高齢者が関係する事故を背景に、改めて交通マナーなどを学びたい区老連と、啓発を行いたい鶴見警察との意向が合致し、相互に協力する形で企画された。
「高齢者 模範を示そう交通マナー」というスローガンのもとで開かれた大会には、約500人が参加。交通事故に関する講演や、安全教室、身体能力を上げるための手軽な体操などがあった。
あいさつに立った難波会長は、「最も悲惨な命を失う事故に私たちの仲間が多く関わっている。私は大丈夫と思っている人もいるが、守るのは自分自身。改めて勉強を」と話した。また、地域で模範として活動する交通安全シルバーリーダーの認定証授与式もあり、認定を受けた区民32人が登壇。半田冨喜子さん=写真中央=が代表し、「自分勝手な行動で事故に巻き込まれる人もいる。マナーを守れば事故は起きない。行動で実践する」などと決意表明した。
鶴見署によれば、65歳以上の高齢者が関係する交通事故は昨年1年間で240件発生。高齢者人口が増えていることもあり、年々増加傾向にあるという。「事故防止を呼びかけたい。警察としても最大限努力していく」と話している。
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