希望の桜を育苗へ二大本山が企画
曹洞宗の大本山である總持寺と永平寺(福井県)がこのほど、共同で進める「復興祈願桜プロジェクト」を設立した。
プロジェクトは、總持寺で1年間育てた桜の苗を希望する被災寺院に送るというもの。希望寺院を募る事務を永平寺が担う。今回の震災に対し大本山同士が協力して一事業を行うのは初めてだという。
桜は、樹齢1千年と言われる江戸彼岸桜。苗は、日本さくらの会専門委員で、今回の監修も行う山形県の金田聖夫さんが育苗するものだ。総持寺によれば、来年度に送り始めるため、6月までには苗を植えたいとしている。
村田和元副監院老師は、「四季は必ずやってくる。春が来て桜が咲けば希望を持てるはず。復興は10年、20年とかかる。根気強くやっていきたい」と話した。
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