梅雨明けした7月中旬以降、横浜市内で熱中症による救急搬送者が増加している。8月も猛暑が予想されるため、鶴見消防署は一層の警戒を強め、注意を呼びかけている。
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市内の熱中症による救急搬送者は、7月26日現在194人(5月1日からの統計)。昨年同期比でみるとマイナス165人と減少しているが、鶴見署によれば「昨年は6月から暑さが続き、搬送者は早い段階から増えていた」と分析。実際、今年は梅雨時期の6月はほとんど熱中症患者の搬送機会はなかったという。
一方、梅雨明けとなった17日以降、低温時期はあったものの、気温上昇とともに搬送者も激増。今年の8割以上が集中している形だ。年齢別にみると、65歳以上の高齢者が4割以上を占めているが、全世代で搬送者が増加している。
鶴見救急隊が取り扱った熱中症による救急搬送は、同日現在で10件と市内平均並み。だが、今後も厳しい暑さが続くことが予想され、鶴見消防署では講演会などを通し、区民への注意喚起を実施している。
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熱中症は、高い温度と湿度が関係しており、屋内外問わずに発症する可能性がある。
鶴見消防署は、「毎年これからが搬送件数のピーク。エアコンを使う、体を冷やすなど、暑さを我慢しないでほしい」と呼びかける。例年、「残暑の続く9月いっぱいまでは注意が必要」とのことだ。
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