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鶴見区版 公開:2013年1月1日 エリアトップへ

タウンレポート 皆で支える医療 「かかりつけ医」の重要性

社会

公開:2013年1月1日

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 「超高齢化社会」が目前に迫る現代。「地域医療」の重要性が叫ばれているが、人材不足など、医療現場を取り巻く現状は厳しさを増している。今後、ますます深刻度が高まることが予想されるため、患者側にも備えが必要になりそうだ。そこで勧めたいのが、「かかりつけ医」を持つことである。

 「病院」とひと口に言っても、街の診療所から大病院までがあり、それぞれに役割が存在する。初期症状に対応する一次医療、手術や入院などが必要となる二次医療、高度な医療を要する三次医療といった形だ。

◇◇◇

 風邪にかかったとき、「大きい方が安心」と、何気なく大病院にかかったことはないだろうか。実は、ここに地域医療のバランスを崩す一端がある。

 本来、二次、三次医療を提供する病院へは、初期症状が悪化し、より専門的な治療が必要となった場合にかかるという流れがある。風邪や軽度な症状でそうした病院にかかる人が増えると、二次や三次としての役割を果たせない状況に陥ってしまうからだ。

◇◇◇

 そこで重要となるのが、一次医療を行う「かかりつけ医」。治療はもちろん、予防や健康管理、往診などの在宅ケアまでを行ってくれる「自分の医者」を持つことは、自身の身体だけでなく、前述の状況から見て、地域医療を守ることにもつながるはず。また、仮に専門的な治療などが必要となった場合、かかりつけ医から次の段階の病院などを紹介してもらえるため、迷うことも悩むこともなくなる。

  ◇  ◇  ◇

 区内では現在、地域医療を推進するため鶴見区医師会などを中心に様々な連携が活発に行われている。病院と病院を結ぶ「病病連携」や、病院と診療所を結ぶ「病診連携」などがそれだ。さらには、今後増加するであろう在宅医療や介護についても、区内の医師、歯科医師、薬剤師や「在宅」の従事者によるネットワークが設立されており、「鶴見で安心して暮らしてほしい」と連携を深めている。

 「地域医療」の発展には、私たち、患者側の意識改革も重要な課題といえる。まず、地元にどんな役割を持った医院があるのかを知り、自分の症状に合わせて街の「お医者さん」を探す――一人ひとりの行動で鶴見の「地域医療」は支えられる。
 

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