区内獅子ヶ谷市民の森内の池で溺れかけた男性を救助したとして、1月31日、区民2人と鶴見消防団の団員1人が鶴見消防署(吉原晴彦署長=写真上・右)から感謝状を授与された。
感謝状を受けたのはいずれも区内在住の岡田忠行さん(64)と中束定夫さん(60)、鶴見消防団第8分団の星野敏彦さん(51)の3人。
救助事案があったのは、1月6日午後0時半ごろ。それぞれ野鳥観察のために獅子ヶ谷市民の森を訪れていた岡田さんと中束さんは、帰り際に池の方で物音がしたことを不審に思い捜索すると、溺れかけている男性を発見したという。中束さんは、「まわりの人たちが池の方へ入っていった男性がいるという話をしていて気になった」と発見したいきさつを話す。
池のそばには行かなかったが、男性の頭部が見えたという岡田さんが119番通報。中束さんは着用していたベルトで救出を試みたが届かず一度断念。その後、自宅で救助指令を聞いた星野さんが現場に急行し、救出にいたった。
「(男性が地面に上がったとき)助かってよかったとほっとした」と振り返る2人。吉原署長は、「見過ごしがちだが、不審に思ったことの原因を突き止めたのはすごいこと。震災以降、やや薄れつつあるとも言われるが、他人への関心が今回の救助につながったと思う。本当に素晴らしい」と感謝の言葉を送っていた。
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