使用済み油を資源に WEショップが回収
豊岡町にあるリサイクルショップ「WEショップつるみ」が現在、家庭で使い終わった油を回収する取り組みを実施している。回収した油は、石鹸や車の燃料などにリサイクルされる。
「TOKYO油田」に賛同
「WEショップ」は、NPO法人WE21ジャパンを母体に神奈川県内で56店舗を展開しているリユース・リサイクルショップ。新品や中古の衣類や雑貨の寄付を集めて販売することで、循環型社会を目指している。また、収益の一部はアジアやアフリカの女性や子どもたちの支援活動に利用し、貧困問題解決にも取り組んでいる。
使用済み油の回収は一昨年から一部の店舗で実施している。首都圏の家庭や飲食店から使い終わった天ぷら油を回収し再利用する「TOKYO油田2017プロジェクト」に賛同したことから始まった。
「もったいない」見直して
「WEショップつるみ」では、昨年10月から回収をスタート。普段から油を捨ててしまうことをもったいないと感じていた主婦などが来店しているという。「使い終わった油を今は簡単に処分できるけれど、適切に処理すれば資源に生まれ変わる。もったいないという考え方をもう一度見直してほしい」と同店の佐佐木慧子代表は話している。
油はふたのできるポリ容器などに入れて持参する。回収は家庭で使われた食用油に限る。揚げカスが入っているもの、未使用の賞味期限切れのものも可能。問い合わせは、同店【電話】045・573・3235。
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