高齢者、顔出して笑って 駒岡ケアプラにパネル
顔出しパネルで高齢者に笑いを―。駒岡地域ケアプラザのデイサービスセンターの職員が、利用者とともに顔出しパネルを作り、施設内を盛り上げている。
利用者と制作
顔出しパネルは同センターのレクリエーションの一環として今春から始めた。発案したのは、同センター主任の安川明子さん。あるデイサービスが雛人形の顔出しパネルを取り入れていたのを介護雑誌で見かけ、「おもしろいと思った」のがきっかけだ。
パネルはスタッフが下絵を描き、利用者がちぎった折り紙や、画用紙などで飾り付けて作った。作業に参加することで、歳を重ね自力でできる事が減っている利用者に、「自分も役割を持って携わった」と自信を持ってもらうため、利用者参加にこだわった。
パネルの作りも利用者目線。キャスター付きのハンガーラックにパネルを取り付け、動くのが難しい利用者にも顔を出してもらえるようにした。
会話のきっかけに
パネルが完成し、利用者が顔を出し始めると、利用者や職員同士の笑いを誘い、コミュニケーションが生まれた。
最初は恥ずかしがって控え目に顔を出している人には「もっと顔出しなさいよ」と利用者から声がかかる。昔訪れた顔出しパネルがあった観光地を思い出し、それまで話したことがなかった旅先の思い出を話し始める人もいた。
利用者が顔を出している様子は写真に収め、施設内に掲示している。「パネルに顔を入れても笑えるし、写真を見てまた笑える」
四季に合わせ絵柄
パネルは季節を感じてもらおうと、四季に合わせて制作している。春用には入学式でランドセルを背負った男の子と女の子、夏は海辺の水着の男女をパネルにした。現在は秋の絵柄を構想中だ。「パネルをきっかけに、皆が笑顔になってくれたら」と安川さんは語っている。
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