区内在住の学生らが現在、使わなくなった文房具を途上国に贈る「東南アジア文房具プロジェクト」を実行している。8月下旬にカンボジアで現地調査を行い、需要を調べ新たに必要とされる文房具を、このほどリストアップした。
このプロジェクトは途上国の貧困問題を考えようと立ち上がったボランティア団体「Gooodwills(グッドウィル)」が企画しているもの。8月から筆記用具などの勉強道具や画材などを募集し、集めたものの一部を現地へ持って行ったという。そこで目撃したのは文房具を喜ぶ現地の人と「ぼこぼこの机」だった。これでは筆記用具を贈ってもなかなか勉強ができないと感じたメンバーは、下敷きを新たに募集することに。12月に行われるカンボジアへのスタディーツアーで文房具を届けるべく、区民にも協力を呼びかけている。
文房具を集めるのは、学校教育の充実に寄与するためだ。同団体は貧困を解決するためには教育の質を高める必要があるとして活動。代表の舩田祥雅さん(東寺尾在住、東海大1年)は自身の高校の後輩らとともに、精力的に文房具を集めている。「一回持っていくだけでは貧困解決にはつながらない。継続することが重要」と舩田さんは話す。
募集する文房具は下敷き、鉛筆、シャープペンシル、ノート、消しゴム、画材など。回収の窓口は鶴見銀座商店街のマルハチ本店=鶴見中央4の2の14=(問)【電話】501・7272。
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