豊岡商店街と総持寺通り協同組合が友好協定を結んだ同日、總持寺に輪島市立門前中学校(中克之校長/全校生徒90人)の2年生28人が訪れ、大祖堂で同市指定の無形民俗文化財「門前とどろ」を奉納した。
門前とどろは、輪島市に總持寺があった約700年前から伝えられている伝統芸能。当時、輪番制だった住職の交代時に、住民らが祝宴の席で歌い踊っていたものだという。
門前中の訪問は修学旅行中に実施。今年4月から計画され、今回が初めてとなった。「門前町は總持寺と育った町。地域に誇りが持てるように、どんなお寺があったのか見せたかった」と中校長。商店街同士の協定の話が進んでいたこともあり、日程調整など、保存会ら町民が協力して実現した。
中校長は「子どもたちの一生の思い出になる。踊りの披露は人員確保の面で難しいが、訪問は続けたい」と話した。また、總持寺は「鶴見に移転し102年。『とどろ』は地元住民が作ったもの。移転の際、寺には伝えられておらず、初めて知ったものも多い。ありがたいこと」と感謝していた。
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つるぎん27日に4月25日 |
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