生麦にあるJR生見尾(うみお)踏切で8月に発生した死亡事故を受け、区内の市民団体「岸谷地域革新懇」と「鶴見区革新懇」が9月20日、現地調査を実施し、立ち会った横浜市道路局の職員に要望書を手渡した。
両団体は、緊急安全対策として、人感センサーを設置し、線路内に人がいる場合は電車の一時停車、誘導員の配置、住民参加の対策協議会の設置を要望した。
岸谷地域革新懇の土屋啓五事務局長は、9月13日に林文子市長が表明した、同踏切への「立体横断施設」の新設に対して喜ぶ一方、後手に回る市の対応を指摘。調査では、同じく区内の総持寺踏切、花月園踏切にエレベーターが設置されていることに触れ、「一日3600人と、最も交通量の多い生見尾踏切が遅れたのはおかしい」と、市側に迅速な対策を求めた。
市、継続的な動きなく
市道路局担当者は、事故後の対応となったことについて、「現場は住宅や商店が密集し、用地確保が困難だった」としながら、「継続的な用地確保の動きはしていなかった」と明かした。また、5年前のカラー舗装化後、大きな事故がなかったことも理由とした。「立体横断施設」については、完成目標時期などは未定とし、「地元の意見を集約する場を設け、速やかに対応したい」と話している。
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