京急鶴見駅そばの鶴見銀座商店街(岡野誠一理事長)に、このほど防犯カメラ6台が取り付けられ、11月30日、同商店街で開設式が行われた。
防犯カメラ設置は、国による商店街のまちづくりに対する補助金を利用して実施。以前から話に上がっていたものの、設置費用が大きいことから見送られてきたという経緯もあり、「念願だった」と関係者は口を揃える。
設置されたカメラは、街路灯用に作られた最新型。モニター画面での監視はなく、映像は内蔵された記憶媒体に記録されていく仕組みだ。内容については、犯罪発生時に警察の要請があった場合のみ提供されるという。
岡野理事長は、「モニター監視ではないので一般来街者は不安なく買い物ができるはず。安心して来てほしい」と話す。
30日にあった開設式には、鶴見警察署や鶴見区防犯協会なども出席。この日のみ特別にモニターを用意し、始動のセレモニーなどがあった。あいさつした新井雅之署長は、「防犯の肝は、『誰かが見ている』という心理にさせられるかどうか。防犯カメラ設置はありがたい」と謝意を述べた。
窃盗最多に威力期待
鶴見警察署によると、同商店街も含む鶴見中央地区では、今年1月から10月末までで、206件の窃盗犯罪(ひったくり・空き巣・自転車盗等)が発生。昨年同期比でマイナス30件と減少しているが、駅前という立地もあり、区内で最も窃盗犯罪が多い地区となっている。同署は「犯罪抑止につながる」とカメラ設置を歓迎した。
また、区内では現在、ほかの商店街でも補助金を利用した防犯カメラ設置の動きが進んでおり、年度内中に生麦駅前通り商友会、三角大通り共栄会が新設、豊岡商店街が増設する予定だという。
防犯活動に感謝状
開設式当日、商店街の放送を使った防犯啓発や、振り込め詐欺防止活動などに積極的に取り組んだとして、鶴見銀座商店街の大平憲太郎さんと中西英一さんに対し、鶴見警察署から感謝状が贈られた。
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