環境省からこのほど、今年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰の受賞者が発表された。区内からはキリンビール(株)横浜工場が環境教育活動部門で受賞。12月4日に都内で表彰式が行われ、石原伸晃環境大臣から箕浦直哉工場長に表彰状が授与された。
環境省は1998年から地球温暖化対策を推進するため、温暖化防止月間の12月に顕著な功績のあった個人・団体を表彰している。 表彰は技術開発・製品化、対策技術先進導入、対策活動実践・普及、環境教育活動、国際貢献の5つの部門に分かれて審査。全国から合わせて45の個人・団体が選ばれた。
キリンビール(株)横浜工場は、省エネルギーや廃棄物削減、水源林保全に力を入れ、環境教育活動部門での受賞。広報担当の籠倉啓子さんは「取り組みが評価され、感謝の気持ちでいっぱい」と喜びをあらわにした。
再資源化100%達成
同工場は敷地内の緑化に努めており、ビオトープも整備。生物多様性を学ぶ「自然の恵みを感じるツアー」を定期的に開催するなど、来場者への環境啓発を行ってきた。
また、徹底したリサイクルで産業廃棄物をゼロに近づけるゼロ・エミッションを19年継続。分別に力を入れ、94年には日本のビール工場ではじめて再資源化100%を達成している。
地域と共に
これまで同工場は、NPO法人鶴見川流域ネットワーキングをはじめとした地元団体と協力して環境活動に取り組んできた。籠倉さんは「地元団体とは切っても切れない関係。今後も地域と共に力を入れていく」と話した。
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