済生会横浜市東部病院と横浜市消防局による合同チームが、12月1日に開かれた、救急医療技術を競う「神奈川メディカルラリーIN YOKOHAMA」で優勝を果たした。
メディカルラリーは、医師、看護師、救急隊員で構成されたチームが、設定された救急現場で医療技術を競うもの。チェコスロバキアで発祥し、日本でも2002年に初開催以降、全国各地で大会が行われている。
今大会には、特別参加の学生チームを含む、県内11チームが参加。合同チームは、同院救命救急センターの医師2人、看護師3人と、同局救急隊員4人の計9人で結成した。メンバーは、約1カ月間、勤務時間外に集まり練習を重ねていたという。
当日は、交通事故現場での救護現場や、2人同時に倒れる急病への対応など、実際にあった症例を参考に作り込まれた6つのシナリオで競技。事前説明のない模擬現場には野次馬役なども現れ、緊迫した雰囲気の中で技術を競った。
メンバーは、「優勝を弾みに、一層の技術向上を図るとともに、相互の連携を強化し、一人でも多くの命を救うべく活動していく」と決意を新たにしていた。
救命につながる連携
救急現場に医師や看護師が出動するためのドクターカーを導入している同院。搬送前の現場では、医師や救急隊に関わらず、症状により標準的な処置や治療法がガイドラインとして設定されている。そのため「救命」には、双方がガイドラインに精通し、連携できるかが重要という。
同院救命救急センターの風巻拓医師は、「今回の優勝は、双方が現場でガイドラインを共通言語として活動できることの証明となった」と話した。
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