今年も残すところあと5日。世界体操で区内在住の白井健三さんが金メダルを獲得するなど、明るいニュースの多かった今年の鶴見区。地域住民らによる町づくりの取り組みなども活発に行われた2013年を、紙面から振り返る。
つくの商店街に準大賞
1月、つくの商店街協同組合が「第1回かながわ商店街大賞」の準大賞に選ばれた。期間限定で150円の商品を提供する「150円商店街」などの取り組みが評価された。
川端康成の未発表作発見
片山倫太郎鶴見大学文学部教授が、2月に川端康成の未発表原稿を発見した。川端は『伊豆の踊子』などで知られる文豪。「大衆向け雑誌に掲載予定だったが、没になったものでは」と片山教授は話した。
矢向・元宮に「ふれあいバス」
横浜市交通局は3月から、矢向一丁目・元宮地区で生活支援バスサービス「ふれあいバス」の運行を開始した。
両地域ではバス運行がない地区もあったことから、住民らの要望などにより実現。通院や買い物などに活用されている。
寺尾がまちづくりで表彰
寺尾福祉のまちづくり推進協議会が5月、市内地域のまちづくりに貢献した団体を表彰する「横浜・人・まち・デザイン賞」を受賞した。「やりたい人がやりたい時にやる」をモットーに掲げる同会。地域の課題や魅力を再発見する「まち歩き」などの取り組みが評価された。
区工業会が30周年
鶴見区工業会30周年を祝う式典が5月に行われた。同会の石川健治会長は「地域に思入れを持って、40年、50年と一丸となって頑張りたい」と意欲を示した。
ワンダーシップ閉館へ
東京ガス(株)は7月、末広町で運営する企業館「環境エネルギー館」(愛称=ワンダーシップ)を、来年3月末に閉館すると発表した。同館では生活など身近なものをテーマにした体験型プログラムが人気。年間300校以上の小学校が課外活動等で来館していた。
熱中症が昨年比6倍
猛暑に見舞われた今夏、熱中症での区内救急搬送者数が7月で33人と、昨年比で6倍となっていたことが鶴見消防署の調べで分かった。そのうち6割は高齢者だった。
生見尾踏切改善へ
8月、生麦の生見尾踏切で死亡事故が発生。鶴見区連合自治会と生麦第二地区連合自治会が、同踏切の改善を求めた要望書を横浜市道路局に提出した。全長約41mの踏切は、高齢者などにとって渡るのは困難。両会は陸橋にエレベーターを設置するなど、バリアフリー化を求めた。
二ツ池公園の利用法策定へ
2016年から公園として整備される予定の「二ツ池」。その利用法や環境保全を考える住民会議が9月に行われた。利便性と自然保護を両立させるべく、今後も協議を続けていく。
重寿司が「ガチ丼!」金賞
市内商店街の丼ものナンバーワンを決する「ガチ丼!」で、駒岡の重寿司が金賞を受賞した。創業42年の同店は、「天然本マグロの合わせ丼」で市内77店舗の頂点に立った。
各小学校で周年行事
11月は区内の5つの小学校で、創立周年行事が行われた。市場小140周年、矢向小70周年、潮田小140周年、豊岡小90周年、末吉小140周年と、それぞれ盛大に式典で祝った。
式典には親子3代で参加した人たちもおり、参加者は地元との結びつきを再確認していた。
NHK大河ドラマ「八重の桜」に出演した田中明さん(白鵬女子高校2年)、体操世界選手権で日本史上最年少金メダリストとなった区内在住の白井健三さん(鶴見ジュニア体操クラブ・高2)の活躍など、今年もつるみっ子の活躍には目を見張るものがあった。
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