生麦学区 小中学生が合奏で交流 4校連携し初開催
生麦中学校区の子どもたちの交流を深めようと、市立生麦中・生麦小・岸谷小・寺尾小の吹奏楽部や金管バンドによる初めての合同演奏会が3月1日、生麦中学校で開かれた。
演奏会は、生麦中学校、生麦小学校、岸谷小学校、寺尾小学校を含む生麦中学校小中一貫ブロックと、生麦中周辺の地元住民によって組織される生麦中学校風早台運営委員会が主催。中学校の部活動の種目を通じた交流会「生麦中学校区小中交流会」の一環として開かれた。これまでに、陸上競技や野球など運動部の種目を体験する教室が2月1日、22日に開かれ、今回の演奏会が最終日となる。
企画のねらいについて生麦中の藤田耕平校長は、「小学生には中学生ががんばる姿を見て部活へ期待感を持ってほしい。中学生にとっても小学生に教えることなどを通して成長できる機会になる」と話す。
横浜市では、小中一貫教育推進の一環として、年1回小学生と中学生の交流日を設け、各地域で活動が行われている。藤田校長は「交流日とは別に、小中学生がふれあう機会を設けるのは珍しいのでは」と話す。
「あんな風になりたい」
演奏会には、生徒・児童約120人が出演。各校の演奏後、全員での大合奏で交流会を締めくくった。
生麦中学校の生徒らは、「楽器の楽しさを知ってほしい。吹奏楽部に興味をもってもらえたら」と期待をこめる。中学生の演奏を見た小学生らは、「中学生の演奏は迫力があり、みんなの音がそろっていた。あんな風になりたい」と目を輝かせていた。
「将来的には、小学校、中学校だけでなく、高校生、大人も世代を超えて参加できる街の音楽会に、育てていけたら」と藤田校長は語っていた。
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