神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2014年5月8日 エリアトップへ

「絵手紙とひょうたんのコラボ展」で最後のひょうたん展示を行う 木島 千隺夫(ちずお)さん 下末吉在住 71歳

公開:2014年5月8日

  • LINE
  • hatena

一途なひょうたん職人

 ○…ひょうたん作りを続けて約10年。5月9日から開催される「絵手紙とひょうたんのコラボ展」を最後に、作品展示からは身を引くという。作品制作は、自宅で種を蒔くところから。愛情をたっぷり注いで実らせた後、およそ2カ月かけて繊細でユニークな力作へと仕上げる。「一人でコツコツやるのが好き。定年後の遊びができてよかった」。自宅に並べられたひょうたんを見ながら、照れくさそうに話す。

 ○…生まれは長野県。18歳で川崎へ越し、電気工事会社に就職。定年まで勤め上げた。ひょうたん作りはひょんなことから始まった。「ホームセンターに苗が百円で売っていたから買ってみた。形がいいのができたから面白いなって」。作品数は年間平均約70個。職人気質な性格が相まって、制作にのめり込んでいった。作品を見た知人は驚嘆。薦められるがまま6年前にはじめて神奈川区民ホールで展示を行い、およそ500人が来場するほどの盛況ぶりだった。

 ○…一つ年上の「姉さん女房」と二人暮らし。自慢の力作コレクションを、「女房はあげたがる」と冗談めかすが、相性はバッチリ。来年で結婚50周年を迎える。夏には自宅に孫や親せきを招いてのバーベキューが恒例行事。「実ったひょうたんを見ながら晩酌する」と、家族とともに幸せなひとときを過ごす。

 ○…展示をやめにするのは、体力の衰えから。「重いものだと30kgにもなる」。それでも、ひょうたん作りの探求は続ける。毎年茨城県まで出向き、全国からひょうたん愛好家が集う「ジャンボひょうたんの会」に顔を出している。「アレンジ法を学んだり、新しい形の種をもらう。刺激になる」とさらなる技術向上を目ざす。究極の目標は「自然のままの、完璧な形のひょうたんを育てること。満足のいく作品はまだ作れていない」。奥の深い「ひょうたん道」に心をくすぐられ、職人は歩みを続ける。
 

鶴見区版の人物風土記最新6

熊谷 起一さん

市場西中町まちづくり協議会で事務局長を務める

熊谷 起一さん

市場西中町在住 75歳

4月25日

中西 実さん

鶴見警察署の署長に新しく就任した

中西 実さん

区内在住 57歳

4月18日

河原 公一さん

4月20日に「春まつり」を行う馬場花木園で園長を務める

河原 公一さん

馬場在勤 63歳

4月11日

鈴木 彩香さん

2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰で「ユース賞」を受賞した

鈴木 彩香さん

鶴見区出身 34歳

4月4日

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook