東宝タクシー 折り鶴よ、運転見守って 無事故願い全車両に飾る
平和や健康など、さまざまな願いをこめて作られる折り鶴。そんな折り鶴を安全運転の「お守り」として、車内に飾っているタクシー会社がある。
東宝タクシー株式会社=鶴見中央=は、今月1日から56台ある全車両に、黄色の折り鶴を付け始めた。
鶴にこめたのは、無事故への願い。昨年同社では、事故件数が例年に比べ大きく増加したことから、対策が必要とされていた。
気のゆるみ防ぐ
折り鶴のアイデアは、社員らで開く交通安全のためのミーティングで、外部から招いていた講師が発案した。鶴を乗客とみなし、監視役だと思うことで、監督者がいない車内でも、ふとした気のゆるみや不注意を防げる可能性があるという。「鶴をぶら下げることで、急発進や急ブレーキを自覚し予防することにもつながる」と同社は話す。
同社では、社員同士が実際の事故映像を用いて事故原因を分析する話し合いなどを行ってきたが、「こうしたメンタルに訴える手法も効果があるかもしれない」と考えたという。
大野慶太代表取締役社長は、「鶴を飾ることで、『大事な誰かを常に乗せている』という感覚を持って、安全運転を心がけていきたい」と話している。
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