平安公園愛護会(河西英彦会長)がこのほど、精力的な緑化活動などを評価され、「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。鶴見区の団体が受賞するのは18年ぶり。同愛護会は、5月24日に徳島県で実施される「みどりの愛護」のつどいで表彰される。
「みどりの愛護」功労者表彰は、花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間の団体に贈られるもので、今年で25回目。今回は市内から2団体が受賞し、鶴見では1995年の尻手公園愛護会以来18年ぶりとなった。
ほぼ毎日実施
1957年に設立された平安公園愛護会は、川崎市との境にある1万5千平方メートルの同公園で活動する団体。現在の登録メンバーは12人で、「きれいな公園はきれいに利用して頂ける」を合言葉に、1年中花のある花壇を目ざした花植えや、清掃など、ほぼ毎日活動を実施している。
主な活動となる花壇整備では、5年をかけて10倍となる彼岸花500本を育成。あと3年で1千本を目標とするなど、精力的に活動を続けている。
地域も協力
今回の受賞にあたり、河西会長は、「日ごろの活動は、地域のボランティアの方たちなど、みなさんの協力がなければできないこと」と感謝する。
同公園には、会とは別にボランティアグループ「花すき会」もあり、河西会長はそうした地域住民の活動も「ありがたい」と話す。また、市境のため、日ごろ公園を利用する川崎市民も、「いつもきれいで心が癒される。そのお返し」とボランティアで活動に参加しているという。
安全安心目ざす
「ひと昔前は、ゴム通り側に木々がうっそうと茂り、昼でも通るのが心配と言われていた」という同公園。行政への要望を重ね、01年度に改修工事が実施されて以来、広く地域に親しまれてきた。
河西会長は、「環境美化と、四方から見通せる子どもの安全を最優先にした公園づくりが近隣から支持を得ている」と評価。今後も活動を続け、「安全で安心して利用できるきれいな公園、都会のオアシスとして親しまれ、見知らぬ人が自然と声をかけ合える公園を目ざしたい」と意気込んでいる。
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