入船公園管理事務所の新所長として維持管理などを行う 斉藤 修さん 旭区在住 59歳
目標は公園で友だち100人
○…「巡回中に声をかけてもみんな親切。鶴見の人たちとのつながりが楽しみ」。4月1日付で就任した新所長。スタッフは9人。周りは公園における先輩ばかり。「みんな長い経験がある。力を引き出しながら、やっていければ。まずはうちの公園を知らなきゃいけないけどね」。良さや課題を勉強中だ。
○…新潟県出身。高校卒業後に上京し、現在入船公園の指定管理者となっている(株)日産クリエイティブサービスに入社した。「ずっと販売畑」という仕事は、親会社である日産の事業所に入る店舗運営などがほとんど。「横浜や追浜とか、転々とした」。60歳を前にして、まったく違う職種に就いたが気負いはない。「いい区切り。同じサービス業。お客様の対応という意味では変わらない」と笑顔を見せる。
○…歴史ものの本を読むのが趣味。特に好きなのはローマ時代を描いた世界史。「日本は縄文時代なのに、民主主義ってびっくりですよね。壮大さがいい」。三国志なども好み、通勤中の電車内で楽しんでいる。休日はこれまでの土日休みから変わり、「曜日の感覚がなくなった」と笑う。最近は息抜きという散歩をしながら見る公園が気になる。「こんな花がとか、あの木の長さはとか、この仕事になってから、家族で行っていた公園も新しく見える」
○…園内の清掃はもちろん、テニスコートや野球場の整備、園路の木の剪定、花壇の花植えなど、スタッフの仕事は多岐にわたる。「細かいけど、利用者に気持ちよく使ってもらえるように日々努力している」。今後は憩いの場というだけでなく、楽しめる公園を目ざす。「ここに来ればこれが見られるというものを作りたい」。最近整備された生き物が集まるビオトープやバタフライガーデン。育てて、もっと大きくしていく。「公園のサポーターや地域の人たちも協力的で有難い。100人友だちができたらいいね」。ピカピカの新所長の1年目が始まった。
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