3代目の横浜スカーフ親善大使に選ばれた 小林 優衣さん YFD専門学校2年 19歳
1人に1枚スカーフを
○…横浜開港で盛んになった生糸輸出の中で生まれた伝統工芸「横浜スカーフ」。その魅力を1年間、イベントやメディアなどで伝える。鶴見中央にある学校法人桜井学園横浜ファッションデザイン専門学校(YFD)に通い、2代目の大使を務めていた同校の先輩の活動をブログで見て「素敵だな」と思ったことが応募のきっかけ。「常に笑顔で」というアドバイスを胸に審査に臨み、見事任命通知を受け取った。「一人1枚スカーフを持ってもらいたい」と意気込む。
○…小学5年生の時、海外のファッションショーの映像を見て、憧れを抱いた。当初は「デザイナーになりたい」と思ったものの、「新しいものを生み出すより、今あるものを広めるほうが自分には向いていた」と、現在はYFDのファッションビジネス科で商品知識や接客術などを学ぶ。来春からは内定しているアパレルメーカーで、ブランドイメージを対外的にPRする「プレス」を目ざし働く。
○…雑誌のスナップやヘアーショーなどでモデルを務めた経験もあり、人前に出るのは得意。今年2月にサルビアホールで開かれた、YFDの学生によるファッションショーでも、モデルを務めた。「緊張したけれど、学生時代のいい思い出になった」と振り返る。打ち上げなど仲間同士で集まる時は学校近くのお好み焼き店へ行くことも。「シァル鶴見で買い物もよくします」と鶴見での学生生活を楽しんでいる。
○…ほぼ毎日スカーフを身に付け学校に通っている。周囲からは、「かわいいね」「どこで買ったの」と「毎回注目してくれて、褒めてくれる」とうれしそうに語る。しかし、高価なスカーフは10代にはまだまだハードルが高いのも事実。「学生にスカーフが広がっている実感はまだ薄いけれど、10代で付けられるものもたくさんあるので、流行らせたい」。スカーフにとびきりの笑顔を添え、老若男女に魅力を伝えていく。
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