鶴見警察署 振込め防止へ水際対策 金融機関訪問し要請
鶴見区内の詐欺被害に歯止めがかからない。今年に入り鶴見警察署管内で発生した振り込め詐欺などの被害額は、5月22日現在で約1億2300万円にまで膨らんでいる。年間被害額が1億を超え過去最低を記録した2012年を、大幅に上回る最悪のペースで増えている。
小切手勧め時間稼ぎ
被害増加の背景には、水際の金融機関の目をすり抜けて被害に遭うケースが少なくないことなどがある。
これを受け同署は、このほど区内銀行などへの訪問を実施。客の様子が「おかしい」と感じたら、早期に通報することや、現金を引き出そうとしている人には、まず小切手を勧めることを要請している。「小切手対策は、被害者を冷静にさせる時間を作ることが期待できる」と同署は話す。
マニュアルだけでは防げない
23日には、同署はみずほ銀行鶴見支店を訪問。同行では、一定金額以上を引き出そうとする客への声掛けや、詐欺の可能性を感じた場合は迅速に上層部へ報告するシステムを作り、被害防止に取り組む。しかし、「声かけに対し、大概理解は得られるが、中にはしつこく聞かれることを嫌がる来店者もいる」と、対応に苦慮する場面もあるという。
「マニュアル通りでは防ぐことができないケースもある。機転を利かすことが大事。町ぐるみで被害防止に取り組んでいく必要がある」と同行は話している。
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