災害用地下給水タンクのある末吉中学校で7月22日、市水道局と県立鶴見高校バスケットボール部による応急給水訓練があった。こうした訓練に県立高生が参加するのは初めての試み。
昨年、神奈川区であった同局鶴見・神奈川地域サービスセンターの訓練を県教育委員会の職員が視察。「高齢化が進む中、災害時に若い力が必要」と、協働での取り組みにいたった。
当日は、同校バスケ部の1・2年生13人が参加。職員から指導を受けたあと、実際の器具を扱った。参加した生徒は「日本はただでさえ地震が多い。こういう訓練は重要。もっと広がっていってほしい」と話した。また、これまでは在校中に災害が起きたときに、地域の人たちを助けるというイメージはなかったというが、「自分たちの安全が守れたら、高齢者などを助けてあげたい」と意識が高まった様子だった。
同センターの杉野政一センター長は、「水を運ぶのは大変。災害時に若い力はすごく大事になる。今後も継続できれば」と語った。
〈災害用地下給水タンク〉…普段は水道管として使われ、災害時に飲料水を確保するもの。区内には、新鶴見小、上末吉小、末吉中、上の宮中、寺尾小、生麦小、潮田小、寛政中、国土交通省京浜河川事務所の9カ所設置されている。
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