鶴見区と友好交流協定を結んでいる石川県輪島市の門前中学校(中克之校長)2年生が9月2日、曹洞宗大本山總持寺で伝統芸「門前とどろ」を奉納した。
同市の無形民俗文化財に指定されている門前とどろは、かつて總持寺が置かれていた輪島市に、700年前から受け継がれている祝い歌。当時輪番制だった住職が交代の折に、祝宴の席で住民らによって歌い踊られたものだという。總持寺が1911年に鶴見へ移転してからも、輪島では脈々と伝えられてきた。
門前中学校は、友好交流協定が結ばれた昨年から、修学旅行の行程に鶴見訪問を組み込んでいる。生徒らはこの日、豊岡商店街を訪問。ビラ配りで門前とどろの告知を行い、商店街内で昼食をとるなど散策も楽しんでいた。
中校長は「まずは門前のことを、鶴見の方に知ってもらいたい。總持寺と繋がりがある者同士、縁を深めていければ」と話す。門前中の生徒は「地元の伝統芸能を披露できて嬉しい。誇りに思う」と胸を張った。
関係発展へ
とどろ奉納の際には、鶴見大学附属中学校(中川光憲校長)の生徒も駆け付けた。中川校長は「地元の中学生が、踊りから三味線や太鼓の演奏まで、しっかりと伝統を受け継いでいるのはすごい」と感嘆していた。
中校長は「これからも交流できれば」と両校の関係発展に意欲を示した。
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