鶴見区版 掲載号:2014年9月25日号 エリアトップへ

作曲家・ボイストレーナーとして活躍しながら、生徒らとチャリティーコンサートを開く 辺見 一成さん 市場上町在住 66歳

掲載号:2014年9月25日号

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やれる限り「音楽」伝える

 ○…年に1度、主宰する音楽教室の生徒らとともに開くチャリティーコンサート。1993年、鶴見で教室を始めた当初は、生徒の発表のためだけだった。「チャリティー」とした転機は13年前。患った大腸がんで景色が変わった。「まさか自分に降りかかるなんて思ってもなかった。色んな人に支えられていることを実感した。病気だとか、困っている人の少しでも役に立てれば」。今年は10月13日。「額は少ないけど」と照れつつも、みんなの力を届ける。

 ○…群馬県生まれ。鶴見には88年から住む。高校時代、受けたオーディションで歌手としての才能を見出され、作曲家・佐伯としを氏に師事。「表舞台より裏方で支える方が性に合った」と、自身も作曲家に転向した。華やかな経歴に見えるが、音大卒でもなく「小さいころ遊びでギターを弾いた程度」と音楽とは距離があった。だが、気がついたら楽譜が読めたという才能は先生らに火をつけ、10代後半、プロとして同じラインに立たされた。「いきなりアレンジをやれと言われたり。必死だった」。負けず嫌いな性格でこなしてきた。

 ○…「寝ないで飲むから、『一年400日お酒を浴びている』なんて言われていた」というほど好きだったアルコールも、病気後は一日1、2杯ほどに。音楽漬けの頭を休ませるのは海釣り。「糸を投げて、見えない海の中と話しをする。水を見ていると安心するんですよ」。穏やかな表情を浮かべる。

 ○…手のひらにこぶができ、徐々に指が伸ばしにくくなる「デュピュイトラン拘縮」の症状が右手に出ている。あと何年続けられるかわからないが、やれる限り続ける。「鍵盤が叩けなくなったら引退かな」。冗談めかしてほほ笑む。「なかったら何をやっていたか」というほど、今ものめり込んでいる音楽。「皆さんの協力でできる」と感謝するコンサートは目前。少しでも元気になってほしい――自身も救われた音楽の力をこれからも伝えていく。

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