商品力や接客、サービスなどの優れた県内の小売店や飲食店を表彰する神奈川県優良小売店舗表彰に、区内から「ベーカリー＆スイーツ エスプラン」＝鶴見中央＝と、「藤原メガネ」＝鶴見中央＝の２店舗が選出された。先ごろ県庁で表彰式が行われた。表彰は県商工会議所連合会と県商工会連合会の共催で、39回目。
「常に進化を」
エスプランは今回で３度目の受賞。製パン店となったのは62年前だが、代々の商いの歴史は古く、江戸時代に東海道沿いの「覇王樹茶屋」として親しまれてきた歴史を持つ。
パングランプリ東京で２００９年、13年と最優秀賞を受賞したことなどが評価された。塩田一善社長は、「重く感じている。見てもらえていたことが嬉しい。スタッフも喜んでいる」とコメント。原材料が高騰する中でも、「国産など材料にこだわり、常に味を進化させたい」と意気込む。
「恥じない店に」
２度目の受賞となった「藤原メガネ」は来年80周年を迎える老舗眼鏡店。市内でも数少ない、レンズメーカー大手・ニコン・エシロール社の遠近両用レンズの正規取扱店であることなどが評価された。
３代目の宮澤秀仁社長は「お客様のおかげ。恥じない店にしたい」と受賞を喜びつつ、気を引き締める。量販店が増える業界だが、「見え方は千差万別。今後もその人に合った眼鏡を作っていく」とより良い商品の提供を誓った。
常時約１００種が並ぶエスプラン
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丁寧な接客も特徴の藤原メガネ
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