駒岡1丁目・獅子ヶ谷1丁目の「二ツ池」の公園利用が今夏から始まる見込みとなった。1月15日に駒岡地区センターで行われた工事説明会でわかった。利用開始となるのは東側に設置される散策デッキ付の「親水テラス」などで、2月以降に着工される。一方、用地取得が遅れている西側は、整備延期が発表され、計画修正の可能性も出ている。
二ツ池は、1970年までかんがい用のため池として使われていた駒岡池と獅子ヶ谷池の総称。市内でも有数の生物生息地であることから、2009年に横浜市が景観や環境を活かした「風致公園」とすることを決定した。地元住民との意見交換会などを重ね、市は12年までに基本計画・設計を策定。総面積約2・9haの大部分を池が占め、自然を維持し景観を継承した公園が計画されている。
15日の説明会で市は、今夏からの公園の一部利用開始を目ざすと発表した。
東側(駒岡池側)に設置予定の散策デッキ付親水テラス、ベンチなどを設けた東広場、また池の水質改善装置などが、夏の完成を目標に2月以降着工する。
散策デッキは全長約120m。デッキからの釣りも可能で、水と親しめるゾーンとなる予定だ。
東側に対し西側は、当初案では獅子ヶ谷池を環境保全ゾーンとし、管理棟やトイレなどを有する西広場を設置予定だった。
しかし、西広場用の用地取得が遅れていることから、市は西側の整備延期を発表。説明会では、交渉中の用地以外のスペースを利用してデッキを設置する案などが提示された。今後市は、当初案と並行して、地元住民と共に修正案も検討していきたいとしている。
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