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鶴見区版 公開:2015年2月12日 エリアトップへ

鶴見区子ども育成会連絡協議会の会長として区内の青少年健全育成に努める 工藤 春治さん 平安町在住 67歳

公開:2015年2月12日

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子ども会を遊び場に

 ○…年に1度の書道展や、区からの委託事業であるサマーキャンプなど、区内85の単位会をまとめる鶴見区子ども育成会連絡協議会。会長職に就いて14年。「正直、ここまで続けるとは思わなかった」と笑うが、会への思いは強い。「今年は書道展への応募が去年より減った」と憂い、「しっかり分析しなくては」と真剣な眼差しを見せる。

 ○…山形県生まれ。集団就職で川崎へ。1982年から平安町に移り住む。子ども会との関わりは、88年ごろから。当時、娘が通っていた平安小学校マーチングバンドの父母会で会長を受けたのがきっかけだ。「何か一つでも自治会活動をしなくちゃと思ってね。共働きで、できるのが父母会だった」と振り返る。気づけば、子ども会の会長やPTA会長などを歴任。まちへの関わりも30年ほどになった。「会社が近くて、頭を下げれば休みも取れた。だから続けられたのかも」

 ○…今年度から横浜市子ども会連絡協議会の会長にも就任。県でも副会長を務めるなど多忙な日々だ。「アルバイト」という週3日の仕事が、「今じゃ息抜き」と冗談めかす。3人の娘のうち、2人は嫁いだが、「孫は2人。どちらも鶴見じゃなくて」と語る表情は寂しげ。「県の会議が近くであるから、その時は遊びに行く」と優しく微笑む。

 ○…大人も含め、鶴見の子ども会会員は市内で唯一1万人を超える。そのうち児童数は6割弱。「全国や市内の平均3割に比べれば多いが、それでも少ない」。子ども会がなくても、多様な遊びが可能な都市部は、特に減少傾向にある。「子ども会ならではの魅力を作っていかなくては」。鶴見では、中学生からはジュニアリーダーとして運営を手伝ってもらうなど、自主性も育む工夫を凝らしている。「区内では、子どもが100%近い加入率のところもある。大勢で遊ぶことで、育つ心もあるはず」。地域の遊び場として、子ども会を育てていく。

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