鶴見警察署はこのほど、同署管内で2014年に発生した刑法犯認知件数と人身交通事故概況をまとめた。まとめによると、振り込め詐欺は65件で、県内ワーストを記録。交通事故件数は4年連続で減少し、4年間の減少率は県内トップとなった。
還付金詐欺が半数
14年の刑法犯認知件数は1957件で、前年から253件減少した。一方、振り込め詐欺は65件で、前年から42件増加し県内ワーストとなった。被害額は、約1億9600万円で、県内ワースト2位。振り込め詐欺とその他の詐欺を含めた特殊詐欺としては、約2億3600万円に上る。
振り込め詐欺のうち、約半数を占めているのが還付金詐欺。犯人は区役所などを名乗り、税金などの返還があるなどと電話をかけて、ATMに誘導し金を騙し取ろうとする。
同署は、キャンペーンなどを通じ注意喚起に力を入れてきた。「地道な活動しかない。地域での防犯啓発講演会や、ATMでの警戒を通じて発生をくいとめたい」と話す。
その他、万引きの増加も目立つ。14年は231件で、前年から41件増加し、2年連続で増えている。最近では高齢者による万引きが増えているという。
4年マイナス維持
14年の交通事故発生件数は546件で、前年から133件減少した。同署では、2011年から減少傾向を維持しており、ここ4年間の減少率は県内トップとなっている。
一方で交通事故による死亡者は前年より1人増え、5人だった。同署は、「前年に続き、追突・右折時の事故が多かった。今後も引き続き事故防止のため安全運転を呼びかけていきたい」と話している。
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