豊岡地区連合会(池田昇会長)と鶴見大学の学生がこのほど、防災情報やみどころをまとめた「豊岡地区あいマップ」を作成した。
A3両面印刷で表面の防災マップを自治会が、裏面の散策マップを鶴大生が編集。現在、7000部を住民や商店街、ケアプラザなどに配布している。池田会長は「ぜひ学校でも活用してもらいたい」と話す。
学生目線盛込む
きっかけは同会が毎年1回行っている防災訓練。住民同士、避難経路やAEDの設置場所を共有しようと、昨年2月から自治会単独で作成を開始した。
慣れない作業にてこずる同会は、一昨年に鶴見大学の写真部が中心となって作った商店街マップの存在を知る。「学生目線で見やすくまとめられていた」。すぐさま鶴大に共同製作を依頼し、学生も快諾した。
学生のリーダーを務めた杉山晴信さん(文学部3年)は「鶴見区外出身の人が多く、普段見かけない場所がたくさんある。歩くたびに発見があって面白かった」と振り返る。
地元のよさ再発見
防災マップ面では、AEDの設置が進んでいない地域が明らかになるなど、非常時の課題を再確認する機会となった。
散策マップ面は、学生目線の気になるスポットが満載。川北陵太さん(同)は「豊岡の景色を一望できる階段があった。こんな景色があるんだと思った」と笑顔。今福直人さん(同)は「普段は大学外との関わりが無かった。この地域との繋がりを将来活かしたい」と充実感を漂わせる。
池田会長は「マップを見た子どもたちが住んでいるまちに誇りを持ってもらえれば」と完成を喜んでいた。
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つるぎん27日に4月25日 |
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