下末吉在住の島田さくらさん(市立川崎高3年)がこのほど、川崎区が企画した「東海道川崎宿三角おむすびレシピコンテスト」で見事優勝を果たした。
コンテストは、三角おむすび発祥の地とされている東海道川崎宿の活性化を図るため開催。応募作品117点から書類選考を経て、最終審査に残った3作品で決選投票が行われた。
「小松菜ごはんのみそ焼きおむすび」で頂点に立った島田さんは「自分が選ばれるとは思っていなかった」と謙虚に喜んでいた。
三角おむすびの由来は江戸時代に遡るといわれている。徳川吉宗が8代目将軍に就任するため上京し、川崎宿に宿泊した時のこと。おむすびを丸いお盆に3つ並べ、家紋である葵の御紋に見立てた「御紋むすび」が出されたという。
以来、吉宗縁の地である紀州の大名が川崎宿を通る時はこの三角おむすびでもてなすようになり、普及していったとされている。
将来は栄養士に
島田さんは現在、同校の生活科学科で調理を学んでいる。コンテストには冬休みの課題として提出。「小松菜が川崎の特産物だと知り入れてみた。それだけじゃ味気なかったので焼きおにぎりにしようと」。塩ゆでした小松菜をご飯とまぜ、みりんとみそを染み込ませてほのかに焼きあげた。「家にある材料の組み合わせで作った」。得意な和食の味付けが光った。
小学校のころから料理を勉強してきたという島田さん。栄養士を目ざし、都内の専門学校を受験する予定だ。「食育に関わる仕事をしたい」。コンテストを足掛かりに、今後の活躍を誓う。
レシピは川崎区役所HPで近日公開予定。
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