かつて鶴見に日本初の常設ダンスホールがあったことにちなみ、ジャズやダンスを愛する区民らが、生演奏に乗って踊りを楽しめる「鶴見ジャズフェスティバル」を6月27日、鶴見区民文化センターサルビアホールで初めて開催する。
ジャズフェスティバルは、区内在住の名本海希さんらが企画。発案者である名本さんは、ジャズ音楽のプロデュースやアーティストとして活動。2012年にはサルビアホールを拠点に活動するレジデントアーティストとして活躍している。 イベントの構想は、レジデントアーティストのオーディションで提案していた企画だった。「企画は日本初の常設ダンスホールが鶴見にあったことを知ったのがきっかけ。ぜひ区民に知ってもらいたかった」と名本さんは振り返る。
ダンスホールは、現在の花月園競輪場跡地にあった児童遊園地「鶴見花月園」に1920年に開場。木張りのフロアにジャズバンドの生演奏が流れる本格的な西洋のホールだったという。
企画は、サルビアホールで区民企画委員を務め、ダンススポーツ愛好者でもある日比野秀彦さんらの賛同を得て、13年に実行委員会を結成。地元団体らの協力も受けて実現に至った。
100周年イベント目ざす
当日は、2部編成。1部は生演奏で踊れる「ダンス・フェスティバル」(午後1時開演)、2部はプロ歌手が出演する「ジャズ・コンサート」(午後7時開演)。また、花月園の歴史を写真などでたどる「花月園大正浪漫展」などもある。「毎年実施したい。5年後、花月園のダンスホールオープン100周年イベントができたら」と実行委員会は話している。前売り券発売中。問合せは【電話】045・584・5268。
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